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ニンテンドースイッチとPS4はどっちを買うべきか?本気で比較してみた

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ニンテンドースイッチとPS4はどっちを買うべきか、迷っている人も多いと思う。

ニンテンドースイッチの性能は良くないと言われている。
それは一面としては事実なのだが、
そのことで必ずしもニンテンドースイッチは買うべきではない、とはならない。

今回は性能、価格、ソフトなど様々な観点から比較することで、
購入の参考にしてもらえればというのがコンセプトだ。

ニンテンドースイッチとの比較として、携帯機のPS Vita、同価格帯のPS4、さらに上位版のPS4 Proを記載している。
ニンテンドースイッチ自体が携帯機と据え置き機の両方の性質を持っているので、
どうしても両面からの比較を行う必要があるためだ。

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(出典: https://www.nintendo.co.jp)

性能と価格面での比較

まずは各ハード毎に性能と価格面の比較をしてみよう。
以下の表を見て欲しい。

ニンテンドースイッチPS VitaPS4PS4 Pro
希望小売価格29,980円18,980円29,980円44,980円
解像度1280x720
(6.2インチ:237ppi)
(ドック時1920x1080)
960x544
(5インチ:220ppi)
1920x10801920x1080
CPU性能8コア
1.0GHz
4コア
0.4GHz
8コア
1.6GHz
8コア
2.1GHz
GPU性能157.2
GFLOPS(携帯時)
(ドック時393.2GFLOPS)
51.2
GFLOPS
1.84
TFLOPS
4.20
TFLOPS
メモリ性能4GB
25.6GB/s
512MB
12.8GB/s
8GB
176GB/s
8GB
218GB/s
ストレージ容量32GB
(外部追加あり)
1GB(内臓)
(外部追加あり)
500GB1TB
WifiIEEE
802.11 ac
IEEE
802.11 n
IEEE
802.11 ac
IEEE
802.11 ac
※ニンテンドースイッチのCPU/GPU性能についてコメントで指摘を頂きましたので修正しました。
(2017/6/3)

解像度

縦x横にどの程度の画素数が描画できるかを示す。

単純に数字が大きいほどいい、ということでもなく、密度が大事。
(1インチあたりのピクセル数をppiという単位で表す)

例えば、iPhone7の場合は326ppi、Mac Book Proの場合220ppiほどで、
高いほど高精細な画像が表示される。
おおむね200ppiあれば、「綺麗な画面」と認識できるようだ。

ちなみにPS4/Proにppiの記述がないのは、
表示するテレビのサイズによって数値が変わってしまうからだ。

CPU性能

コア数が多いほど、同時にたくさんの処理をこなすことができる。
また、同一のCPUアーキテクチャを採用している場合、
クロック周波数が高い方がより高速に処理できる。

厳密には採用されるCPUアーキテクチャによって全体の性能は変化するが、
CPUの処理性能はCPUコア単独の性能×コア数で、
大まかに処理性能を計算することができる。

ニンテンドースイッチの場合、CPUはARM製Cortex-A57の4コア+Cortex-A53 4コアで、
合計は8コアとなっており、コア数としてはPS4と同等だ。

Cortex-A57がメイン処理を担い、
Cortex-A53は省電力で負荷の小さい処理を行うように役割分担している。

PS4 ProはノーマルPS4よりクロック周波数が約1.3倍になっているので、
概ねその程度の性能向上を果たしていると言えるだろう。

近年のゲーム機に必要なのは3Dグラフィックの処理性能なので、
GPU性能が最も重要だが、CPUはGPUへの仕事の割り振りを担っているので、
早いに越したことはない。

ニンテンドースイッチやPSVitaのクロック周波数はやはり低い。
これはクロック周波数を高めてしまうと発熱の問題や、
バッテリー駆動時間に悪影響が出てしまう
ため。

PS4など据置機では内部に空間を大きく取ることでも発熱対策になるし、
そもそも直接電源で稼働しているので上記のような問題はない。

しかし携帯機の場合、どうしてもスペースが小さいことと
バッテリーをできるだけ長時間稼働させたいという要望があるため、
クロック周波数を抑える方向になってしまう。

GPU性能

グラフィックの処理性能を示す。

FLOPSは1秒間に何回浮動小数点数演算ができるかの単位で、
「どの程度のポリゴン数を秒間何フレーム描画できるか」という重要な性能値。

ニンテンドースイッチの値は携帯モード時。
ドックに接続しテレビ出力する際には393.2GFLOPSまで向上する。

携帯モード時はPS Vitaを上回るものの、
ドック時でもPS4の4分の1以下となっている。
正直実感からするとそこまでの差は感じないのだが…

このスペックだとVRを動かすのは厳しいと思う。

というのも、VRの場合周辺視野まで含めて描画する必要があることと、
フレームレートを確保しないと没入感が得られにくいため。

PSVRではこの問題を解決するために、PS4本体とPSVRの間に追加の演算ユニットを噛ませて、
フレーム補完を行うことで見た目上のフレームレートを確保している。

性能の関係上、どうしても解像度やフレームレートはPS4 Proに劣るニンテンドースイッチだが、
ニンテンドースイッチでVRが遊べる周辺機器が出るとの噂もある。

また、ニンテンドースイッチをテレビにつなぐ時の「ドック」について、
順次性能がアップしたバージョンをリリースしていくという話も出てきている。

将来的にニンテンドースイッチでVRを遊ぶような形になれば、
ドックの性能等強化版が発売される可能性は高いだろう。
今後の続報に期待だ。

PS VITAの値はネットで調べたものだが、思いの外低い。

ちなみに、PS3のGPU性能は
「228.8 GFLOPS」なのでPS Vitaの4倍程度あるが、

PS3とPS Vitaでさほどの差は感じないのであれば、案外ニンテンドースイッチとPS4もそこまでの差は感じないかもしれない。

PS4 Proはさすがの性能。
PSVRを満足に動かすために必要なスペックなので当然ではあるが、
この性能でもPSVRを動かした際の解像度はまだ物足りなさがある。

メモリ性能

メモリ容量と転送速度を併記し、メモリ性能としている。

メモリ容量はCPUで処理する情報を貯めておく領域の広さ。
よく机の広さに例えられる。基本的には多ければ多い方がいい。

ニンテンドースイッチは4GBだが、
PS4およびPS4 Proは8GBだ。

また、転送速度が早いほど、描画をはじめとして各種の処理がスムーズに行われる。

ニンテンドースイッチの場合、メモリ容量自体は4GB、転送速度が25.6GB/sとなっている。
それに対し、ノーマルPS4でもメモリ容量は倍の8GB、転送速度は176GB/sと約7倍だ。
さらにPS4 Proではメモリ容量自体は8GBと変わらないが、転送速度はさらに向上して216GB/sとなっている。

PS4 Proは圧巻の性能だ。
数字が増えていくと強い感じがしていいね!

ストレージ容量

ゲーム機本体に保存できるデータ量を示す。

PS4/Proの場合は、ディスクから一旦本体へデータをインストールする形式のため、どうしても大きな容量が必要になる。

※PS4の場合はストレージ容量が1TBのモデルもあり、その場合は+5000円。

ニンテンドースイッチはカセット式でゲームデータを本体にインストールしないため、
ストレージ容量は小さくても良いという判断になったのかと思う。

また、最大2TBまでのSDカードを利用できるので、
ダウンロード版の場合は、SDカードに保存して遊ぶ形になると思われる。

Wifi

WifiはPS Vita以外は、最新の「IEEE 802.11 ac」規格が使用できる。

ただし、各家庭に設置されているWifiルータ側も同じ規格でないと性能を十全に発揮できないので注意が必要。

我が家ではWifiルータを交換したところ驚くほど早くなったので、参考にしてほしい。
最新Wifiルーターで通信速度が5倍!になった話

ニンテンドースイッチのバッテリー性能

ニンテンドースイッチは「携帯できる据置機」である。
バッテリー性能は決して高くない。

「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」をプレイした場合、
残念ながら2〜3時間しかバッテリーは持たない。

そのため電車や車の中などでの長時間のプレイの際は、
モバイルバッテリーが必須となる。

幸いにして市販のモバイルバッテリーを使用することができるので、
頻繁に持ち歩くのであれば買っておくべきだろう。

またドックに接続してもPS4より2回りほど小さくコンパクトなため、
帰省の際などに持ち運ぶのは簡単だ。

ちなみにニンテンドースイッチの小型版「ニンテンドースイッチ ミニ」の噂も出ており、
携帯性が高まるので出るなら早く欲しいところ。
(関連記事を参照)

ソフト面の比較

ニンテンドースイッチ

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まず筆頭となるのはやはり「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」
ポリゴン数は多くないながらも、ライティングのうまさと細かい自然表現で、
大自然の空気感を表している「オープンエアー」アクションRPG。

オープンワールドを言い換えただけかと思いきや、確かに空気感を感じ、
動かしていて心地よい。

また、ゲームとしての間口も広く、ライトゲーマーなうちの嫁も
がっつりはまり込んでいる。
誰でも楽しめる、買って損はないゲームだ。

個人的には、今年のベストゲームオブザイヤーに選ばれると思っている。
まだプレイしていないのであれば、ぜひ遊んでみて欲しい。

また、8月にはスプラトゥーン2の発売も控えている。
初心者ながら試射会に参加したが、こちらもカジュアルに遊べて面白い。
ライトゲーマーにはうってつけの対戦ツールという印象だ。
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ロンチタイトルとしてはゼルダのみだが、
スプラトゥーン2の発売あたりから火がつくのではと思っている。

ただし性能面での不安を抱えていることも事実で、
Wii Uでは性能面がネックとなって、
サードパーティ製のゲームがマルチであまり出なかった
こともあり、
この点はどうしても不安材料。

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実際にニンテンドースイッチでドラクエヒーローズ1・2をプレイしたが、
静止状態の画像は案外綺麗なのだが、PS4版に比べて明らかにフレームレートが低い。

エフェクトも大幅に簡素になっているので、PS4版をプレイ済の身としては、
「本当に同じゲーム?」と言えるほどの差がある。
(PS4版は文句なしに良作だが、先にニンテンドースイッチ版をプレイしていたらこの評価にはならなかったと思う)

「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」に関しては、
さすがにメーカーといったところで上記のようなストレスはなかったが、
今後サードパーティ製ゲームのPS4からの移植はなかなか厳しそうだ。

PS4

今世代のコンシューマゲーム機としては、完全に市場をつかんだ状態。

PS4/ PS Vitaのマルチで多数のゲームが発売されているし、しばらくはこの傾向が続くだろう。

最近発売したソフトでは「ホライゾン ゼロ ドーン」が圧巻のグラフィックで、
ゲームとしても面白く「PS4を買ってよかった!」と心から思える出来。

ただし、総合的な面白さ、ゲームとしての間口の広さについては、残念ながらゼルダの方が上だ。

個人的には、PS Vitaの性能が見劣りしているので
そろそろ新しいVitaが出てくるのではないかと思っている。

結局ニンテンドースイッチとPS4のどっちを買うべきか

ここからはそれぞれのゲーム機を買うべき人をタイプ別に書いていきたい。

ニンテンドースイッチを買うべき人

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(出典: https://www.nintendo.co.jp)

「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」に関しては、
プレイしていないのはゲーマーとして人生を損している。

少しでも興味があるのなら、ゼルダのためにニンテンドースイッチを買うべきだ。
それだけのために買うには少々お高いが、十分元は取れる。

発売時期は数ヶ月単位で開くが、「スプラトゥーン2」「マリオオデッセイ」、
また「ゼノブレイド2」も控えている。

上記シリーズに魅力を感じる人は、ニンテンドースイッチを買うべきだと思う。
既に予約しているかもしれないが…

またゲーム機のスペック自体にはあまりこだわりがなく、
外に持ち運んで友達と遊ぶことを重視する人もニンテンドースイッチがおすすめ。

ただしPS4と比較して性能面で劣ることは確実なので、
本当にそのあたりは考慮して欲しい。
アクション系は特にフレームレートで顕著にプレイ感覚に差が出る。

ただゼルダが30フレーム前後しか出ていないらしいが面白い。
どうしても迷っているならニンテンドースイッチとゼルダの組み合わせはおすすめだ。

PS Vitaを買うべき人

比較対象とした以上一応書くが、
今PS Vitaを買うことは正直おすすめしない。

例えば近いうちに新型が出てもいいという覚悟で、
安い値段でPSのゲームが遊べる、という点を重視する人はPS Vitaで様子見してもいいかもしれない。

と書いたが、最近新型PSVitaと噂される特許画像が出てきた。
PS Vitaに関してはしばらく買うのを控えて様子見することを勧める。

PS4を買うべき人

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(出典:https://www.jp.playstation.com)

ゲームは家のテレビで腰を据えてやる派で、コストパフォーマンスを重視する人。

任天堂のゲーム以外にやりたいソフトがあるが、
PSVRはまだいいかな、という人はPS4を買うべき。
いうほどProと変わらない。
たまにカクつくかもしれないが、コスパは良い。

PS4のゲームはやりたいが、Proを買うのは勇気が出ない、という人はこちら。

PS4Proを買うべき人

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PSVRに興味がある人。

できれば今すぐにでもVRを手にいれて遊びたいと思っている人は、
Proを買っておくべき。

今のところPSVRは、「幸運な人か、余計にお金を払った人しか手に入れられない」が、
そのうちまともに流通するようになった時にスムーズに遊ぶために、Proにしておくべき。

また、ホライゾンゼロドーンなど一部のソフトでは
PS4Proの場合に映像表現が強化される。
ホライゾンゼロドーンの映像は本当に実写に近いので、一度体験して欲しい。

または「どうせなら一番いいPS4をくれ」という剛毅な人におすすめ。
ただコスパは少し悪いかもしれない。

うちはProですが、カクつきもなく快適です。

まとめ

①まずはソフトのラインナップでニンテンドースイッチ or PS4のどちらかを選択する。

②特に任天堂のゲームにこだわりがなければ、PS4の方がしばらくは安定してソフト供給されることが確定しているので安全だ。

③お金に余裕があるならPS4 Proを買った方が後悔はないかもしれない。

という感じで私はPS4 Proを買いました。
※そのあとニンテンドースイッチのPVを見て、早まったか?と思ったけど…

正直どっちも欲しい!
⇨結局どっちも買いました。

納得して買うのが一番だと思うので、購入の一助になれば幸いです。

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